梅雨も明けて、毎日湿気と暑さとのたたかいですね。

水分をちゃんと摂っていても軽い熱中症になりました。

皆さまもお気を付けください。

 

さて、今回は私の苗字「田中」についてです。

アルピンの中では唯一の「田中」姓ですが、

学生時代では、同学年だけでも（本人含め）４名、

社会人になってからも同時期に複数の「田中さん」がいました。

そんな日本人に多いこの苗字について調べてみました。

 

実は昔、書店で「田中さんの本」というものを手にし、少し雑学的には把握していたのですが、

現在、全国では「佐藤」「鈴木」「高橋」に次いで４番目に多い姓が「田中」です。

 

私の記憶が確かなら、過去「佐藤」「鈴木」に次いで３番目だったはずなのですが、

いつからか「高橋」姓が追い上げ、「田中」姓は４番目となり、定位置になっているようです。

 

現在、田中姓は全国に約130万人いるようです。

古い地形姓で、イネ（コメ）が日本に伝わり「田」が発生、田の開発で田の付く地名がつけられた際の中心的な名称として全国に増えていったそうです。

田の中に建てられた仮小屋に定着し、本拠の村に帰らずに常住することが普通になり、

この傾向が進展すると、作業場所になったこの場所に新しい村が発生し、「田中村」になりました。

ですので、「田中」と「中村」姓は同義語でもあるようです。

その反対に、「中田」は同義語のように見えますが起源はまったく異なり、

「上田」「下田」「西田」「北田」「南田」「東田」のように、

「中田」姓は位置を示す姓と同義語のため、「田中」や「中村」とはまったく異なる苗字とのこと。

 

ちなみに、「吉田」「山田」「池田」「前田」「藤田」「岡田」姓は田中の周辺に生まれた親類の姓のようで、この姓の中に田中の地名が存在しているようです。

 

同じ「田中」姓でも流派があり、数代前の先祖の出身地によっても異なるようです。

出会うことが多い「田中」姓、意外と奥が深い名前です。

A.Tanaka