「ビジネスマッチングイベント」の活かし方
10月16日(金)に開催された、「ビジネスマッチングフェア 桐生2015」にお伺いしてきた石黒です。
当日は小雨の降る天候にも関わらず、オープニングセレモニーから大盛況でした。
今回から、桐生信用金庫様だけでなく、桐生市・商工会との三者共同開催となったため、来場者の関心も高かったようです。
共同開催ということで相乗効果も生まれ、出展社・来場者それぞれにとっても非常に良い試みだと感心しました。
フェア全体を拝見した中でとくに感じた点としては、
出展されていた群馬大学のブースに伺い、研究シーズについて詳しくお話を聞くことができ、細やかな研究実績をお持ちであることがよく分かりました。
これを活かした企業とのコラボレーション、知的財産の拡充、それによる販売方法の転換など、様々な取り組みが予想でき、今後の発展に十分期待できると思いました。
また、桐生市は元々絹で有名な地域なので、地域産業の復活を概念に町おこしなど、地元の中小企業にしかできない取り組みを、今後は産学官三者の連携をもって仕掛けられるように感じました。
産学官金のコラボレーションの連携がより強くなれればより効果は高くなると手ごたえを感じ、非常に勉強になる一日となりました。
「ビジネスマッチング」等のイベントは、多くの金融機関が開催されていらっしゃいますが、それぞれに“らしさ”を出していくには、新しい取り組みを展開する必要があり、それはとても頭を悩ますことでもあります。
まず原点に戻り、企業の取引につながる直線的な考え方だけでなく、別な角度から見直しをかけるなどすると、案外ヒントが見つかるかもしれません。
本来はイベントに頼らなくとも、毎日の業務の中でビジネスチャンスを見出していけるのが理想かもしれませんが、このような機会を最大限に活かすことも大切なのです。
桐生信用金庫さんのイベントは、とくに出展社さんの熱意がものすごく感じられ、積極的に交流をとられる姿が印象的でした。
M.Ishiguro