東北の桜、東北の今
すっかり初夏の装いになってきました。
この春は雨も多かったですが、ここ数日の良いお天気では暑いと感じるくらいです。
すっかり桜も散ってしまい、なんだかさみしい気持ちの吉澤です。
そんな東京とは違い、東北の桜は今が真っ盛り。
桜の名所で有名な弘前公園は、弘前城天守の移築工事が始まる前の最後の年だけあって、
いままさに満開の弘前公園には多くの観光客がいらっしゃっているようです。
(弊社社員1名は、本日満開の弘前へ向かいました!)
「東北・夢の桜街道」の例年行事である“美しき桜心の物語の語り会”は、
今年で4回目となり、今年の会場は「八十八番札所 弘前公園」です。
http://tohoku-sakurakaido.jp/pdf/hirosaki_katarikai.pdf
私が行く5月1日は、きっと桜は散っていて
お城と桜のコラボレーション景色を楽しむことは難しそうですが(涙)
園内にはソメイヨシノ以外にもたくさんの種類の桜があり、
場所によっても開花状況がバラバラなようですので、
少しでも咲いていることを期待して、行ってきます。
http://tohoku-sakurakaido.jp/lineup/aomori/sakura88.html
この東北復興支援プロジェクトは、桜の時期の活動が一番活発になりますが、
運動の関係で昨日、福島県会津のある会社の社長様とお話する機会がありました。
その社長様から約2時間ほどお話をお聞きしたのですが、
今の福島の状態、東北復興の本当の姿を少しだけ知ることができました。
一番印象に残っている社長様の言葉は、
「支援として本当にしてもらいたいことは、旅行に来てお金を落としてくれること。
ボランティアに来てくれることは本当にありがたいことですが、
いつまでもお手伝いが入ってしまうと、避難している人たち自身の
自立することの妨げになってしまうことがある。」というお話です。
結局、経済をまわしていかないと、本来の生活には戻れない、
自立するためにも、“仕事”をつくっていくことが大切なのです。
海外の発展途上国への支援でもそうですが、
お金をただ渡していくことは支援ではない。(もちろん、最初は必要ですが)
自立した生活ができる手助け、自立できる力をつけるための知識をつけること、
これが本当の支援になる、と学んだ記憶がよみがえりました。
福島県は一番復興が進まずにいる県です。
そこに住む人たちの苦労は計り知れないものがあります。
まだまだ私たちの知らない東北の姿があって、
今の東北を知ることが必要だと感じた時間でした。
M.Yoshizawa