“暖かい日”を通り越し、“暑い日”が多くなりました。

風邪（？）なのか、体調不良が続いている眞邉です。

 

先日、甥に会うために武蔵小金井へと出かけました。

勝手なイメージで、少しひなびた風景を思い描いていましたが、

思いの外、駅前は綺麗に整備され高いビルなどもあり、

行き交う人も多くて少しビックリ。

都心を離れてもやはり東京ですね。

 

駅周辺を散策しながら待っていると、兄と甥がやってきました。

兄は仕事で上京していて、その日は甥のところへ泊まるとのこと。

甥は車椅子に乗り、ニッコリ「こんにちは」と。

甥は、自業自得と言えばそうなのですが、

大学に入学した年の5月に友人らと千葉の海に遊びに行き、

海に飛び込み、そのまま入院となったのです。

 

飛び込んだところが浅く、脊髄を損傷。

元々水球をやっていて水泳も得意だったのですが、

体がガッチリしていたことで運が悪かったのかもしれません。

甥は三人兄弟の末っ子で、私は上の二人とは何度か会っていたのですが、

甥と初めて会ったのは、千葉の病院の集中治療室の中でした。

上京すると聞いて、会うのを楽しみにしていたのですが…。

 

それから2年、大学を休学しリハビリを続けた結果、

昨年大学に復学し、今年の春2年生になりました。

一緒に入学した仲間は4年生になり、就職活動が始まり忙しそうとのこと。

甥は大学の近くに部屋を借りて、毎日車椅子で通っています。

他の大学よりバリヤフリーの環境が整っていることもあり、大学生活も順調な様子です。

聞くと、一人で電車を使い新宿の飲み会にも行ったりしているとのこと。

昼食がてら、三人で酒を飲みながら楽しく過ごしました。

甥は、これからも人には言えぬ大変な事があることと思いますが、

甥の顔を見ていると、こいつだったら普通に就職して、普通に結婚して、

普通に子供に恵まれてと思えてきます。

いや是非そうなってほしい。

 

この日、何より嬉しかったのは、

これまで一番大変だったであろう兄の笑顔を見られたことでした。

H.Manabe