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新元号発表間近!!意外と知られていない元号の由来

2019年3月22日
カテゴリ:日々のこと

毎年5月のGWまで花粉症に悩まされる、子育て奮闘の平林です。

いよいよ4月1日に新元号が発表されますが、

この機会に意外と知られていないこれまでの元号の

由来について書きたいと思います。


和暦として西暦とともに大切にされてきた元号は日本だけでなく、

ベトナムや中国などでも使われたことがあったようですが、

現在にいたるまで元号を使い続けているのは世界中で日本のみとのことです。

日本書紀によると、645年の「大化」が元号の始まりのようです。

最初の元号から今日の「平成」にいたるまでの間に

いくつ元号があったかご存でしょうか?

 

学校で習った記憶があると思いますが………30?50?100?

答えはなんと「平成」を含め274個あるそうです。

ここまで多いとは思いませんでした。

※南北朝時代の年号も加算した場合の数です。

 

元号のかわる基準は現在とは異なり、

天変地異や戦、占いなどでも変えるきっかけとしていたようで

数年、数ヶ月で変わっていったため、この数になっているようです。

それでは、元号の由来の話をしたいと思います。

64年と最も長い元号である「昭和」。

五経の一つである「書経」から、漢学者・吉田増蔵が考案。

「百姓照明、協和万邦」→「国民の平和と世界の共存繁栄を願ったもの」

を意味しているそうです。

なお、江戸時代にまったく同じ出典で、「明和」の元号が制定されているそうです。

 

次は「平成」です。

「史記」から「内平外成(内平かに外成る)」、

「書経」から「地平天成(地平かに天成る)」→「内外天地ともに平和が達成される」

との意味だそうです。

 

有識者の方が練りに練って考えられる元号は、

手帳・カレンダーなどの様々なものに記載される、日本にしかない暦です。

由来や込められた意味を汲みとって、日々生活してはいかがでしょうか。

私は今回の新元号で、より意識した生活をしていきたいと思っています。

 

※「五経」…中国の古典である教書のうちでも代表的な「易経」「書経」「詩経」「礼記」「春秋」の五つの書物のこと。儒家の基本的教科書。

※「書経」…五経の一つ。政治史・政教を記した中国最古の経典。

※「史記」…二十四史の一つ。黄帝から前漢の武帝までのことを記した紀伝体の史書。

Y.Hirabayashi

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