山形桜旅~桜札所を巡った充実の2日間~
福島県に続いて、GWの前半に山形県へ桜に会いに行ってきました。
山形の庄内地方に親の実家があり、少ない時でも年に1回は帰省していましたが、
今回の札所は初めての場所が多く、いつも帰省している親の田舎ですが、
なんだか新鮮な気持ちで臨めた旅でした。
今回巡ったのは、
「四十六番 松ヶ岡開墾場(散り始め)」、「四十七番 注連寺の七五三掛桜(つぼみ)」、
「四十八番 鶴岡公園(葉桜)」、「四十九番 温海川河畔(散り始め)」、
「五十番 日和山公園(散り始め)」、「五十一番 洗沢川の桜並木(満開)」の
6ヵ所の札所です。
帰省時にいつも通っていた海沿いの道を曲がり進んでいくと、
「四十九番 温海川河畔」が見えてきました。
木によっては、見頃を過ぎている所もありましたが、風で舞う桜がとてもきれいでした。
川のほとりには、無料の足湯と飲む温泉が設置されており、
タオルがあれば是非足湯に浸かりたかったのですが、あいにく持ち合わせおらず、
次の札所めぐりがあるので、見ているだけでした。次回は是非浸かりたいです。
「四十九番 温海川河畔」
「四十九番 温海川河畔」にある足湯。近くには飲泉所も。
次に行った「四十八番 鶴岡公園」は、休日ということもあり、周辺道路は混雑していました。
ちょうど縁日も出て、お花見にぴったりの天候だったのですが、
桜の見頃は残念ながら過ぎていました。
ふと、建物を見ると昔連れてきてもらったことを思い出し、懐かしい気持ちでした。
建物と満開の桜が合わさっていたら、それは見事だろうと思える程でした。
「四十八番 鶴岡公園」
「四十八番 鶴岡公園」内の桜
「四十八番 鶴岡公園」内の荘内神社
(到着する前に神前結婚式を催されていたようで、赤いじゅうたんが敷かれていました。)
こちらの札所のスタンプは、鶴岡公園内にある荘内神社の社務所で
巫女さんが御神印と同じように押印してくれました。他の札所とはまた違った雰囲気でした。
ソメイヨシノは散っていましたが、他種の桜は満開で華やかでした。
次に行った「四十六番 松ヶ岡開墾場」は、実をいうとあまり期待をしていませんでしたが、
到着した瞬間から、異次元の空間かと思う程の景色が広がっていました。
「四十六番 松ヶ岡開墾場」 ※特製の看板が立てられていました。
古い建物と桜並木が合わさり、また満開の桜が風で舞うところは、とてもきれいで見事でした!
今回の旅の1番の桜スポットになりました。
また、場内にあるカフェでは、外で食べられるところも設置してあり、
「麦切り」という鶴岡地方での「うどん」を食べ、
またこの桜旅の恒例になったソフトクリームもデザートでと家族みな満足気でした。
「四十六番 松ヶ岡開墾場」写真以上に素敵な場所でした
1日目の最後になった「四十七番 注連寺の七五三掛桜」。
ナビを頼りに車を走らせましたが、走っても走ってもどんどん山の中に入って行くのです。
これはもしかして相当山奥なのでは…と心配になりつつ、それでも道を進んで行くと、
山の至る所に溶けずに残った雪、雪、雪。
到着すると、お寺は湯殿山の中腹にありました。
お寺も立派でしたが、隣の古い民家に目が行きました。どこかで見た建物でした。
見た方も多いかと思うのですが、映画「おくりびと」の中に出てくる、
納棺の為に主人公が訪れたお宅のロケ地でした。
映画「おくりびと」は庄内地方の納棺士の話なので、見たことがある所も多々出ていたのですが、
まさかこの場所で見られるとは思いもせず、申し訳ないのですが、桜よりもそちらに気持ちがいっていました。
桜は、どれが桜かなぁと思うくらいに木がたくさんあり、目で探していましたが、
「七五三掛桜」はまだまだ見頃まで時間がかかりそうな雰囲気でした。
気温も先程の場所とは違い、グンと下がっているのを実感できる程でした。
月山(月山、湯殿山、羽黒山の3山で出羽三山といいます)は、
5月まで春スキーが出来るとは聞いていましたが、残雪の多さに驚きました。
「四十七番 注連寺の七五三掛桜」注連寺 スタンプ設置場所
(お賽銭の上に設置されていました)
「四十七番 注連寺の七五三掛桜」まだまだ咲きそうにありません
「四十七番 注連寺の七五三掛桜」注連寺隣接のお宅
(映画おくりびとに出て来るお宅の外観【ロケ地】)
「四十七番 注連寺の七五三掛桜」からの帰り道、「月山ダム」の標識を発見、寄り道しました。
雪がたくさん残っていましたが、ダムの管理事務所にはまばらながら人もいました。
今回も愛犬たちと一緒に旅しています!
・・ 2日目 ・・
翌日も朝から、酒田地方の桜を巡りました。
「五十番 日和山公園」の近くに、こちらにも映画「おくりびと」の葬儀会社の建物があります。
毎度、建物前を通る度に「写真を撮らなきゃ」と思いつつ、運転しながらなので撮影できず。
そして今回も撮れませんでした。(涙)
日和山公園内では、縁日が出ており、お花見をされている人々が多くいました。
日和山公園内でのシンボル「船」が浮かんでいるほとりでは、
消防団の方々の青空演奏会が開かれていました。
「五十番 日和山公園」シンボル<北前船>前にて消防関係の団体(?)による演奏
そして、「五十一番 洗沢川の桜並木」へ向かいました。
遊佐(ゆざ)には何度か行った事がありますが、
こんなにも鳥海山がきれいに見えるところだと思いもせず、
一番きれいに見えるところはどこかと、車を走らせていました。
洗沢川に到着すると、桜は散り始めているもののまだ満開に近く、
鳥海山と洗沢川の景色に映え、とてもきれいな桜並木でした。
「五十一番 洗沢川の桜並木」
桜並木の下に落ちていた桜の枝を取り合っている犬たち
「五十一番 洗沢川の桜並木」の最寄駅<JR遊佐駅>のぼりが設置されていました
このあとも続けて秋田か新庄へ桜の札所巡りを、と考えていたものの、
2週続けて桜を追いかけ、目の保養も充分できたこともあり(ちょっと疲れたこともあり)
今年の東北の桜巡りはこれにて終了にしました。
東京への帰り道、新潟県胎内市のチューリップフェスティバルに立寄りました。
色とりどりのチューリップがとてもきれいでした。
摘み取り可のチューリップをたくさん購入してきたので、球根を取り、
来年は我が家の庭にもたくさんチューリップが咲いてくれることを期待したいと思います。
新潟の海にて。(貸切でした)
来年も犬たちを連れて、東北の桜に会いに行きたいと思います!
皆さんは、桜の札所巡りに出掛けられましたか?
A.Tanaka