多摩川カヌー駅伝大会
春の好天に恵まれた3月5日(土)。
東京都主催の多摩川カヌー駅伝大会(青梅市~昭島市)が行われました。
私たちアルピンは「多摩川流域の魅力再発見事業連絡協議会」のメンバーとして、
半年以上の準備期間を経て、大会運営を行いました。
この大会は「美しい多摩川フォーラム」(※1)が企画発案したもので、
東京都の地域資源発掘型実証プログラム事業として、採択されたものです。
青梅市、羽村市、福生市、あきる野市、八王子市、昭島市の6市にまたがった
多摩地域の文化や自然に、スポットをあてた地域活性の新しい試みとなりました。
会場であるエリアは、都心から電車で揺られること1時間ほど。
同じ“東京”でも、都会の喧騒から離れ、小旅行にでも来ているかのような、
のどかな風景が広がります。
スタート地点の釜の淵公園(青梅市)から、ゴール地点のくじら運動公園(昭島市)までの全長約17㎞のコース。
その間4つの堰(小作取水堰⇒羽村取水堰⇒昭和用水堰⇒日野用水堰)があり、
1艇のカヌーをバトンとしてつないでいきます。
また、それぞれの堰には、堰の歴史を綴ったパネルを展示し、観覧できるようにしました。
スタート前に「堰の歴史紹介パネル」を眺める選手たち
表彰式会場のゆるキャラたち
競技参加者は17チーム。
そのなかには、「青梅レジェンドチーム」の第一走者選手として出場された青梅市長の姿も。
美しい多摩川フォーラムの副会長、ダニエル・カールさんも応援に駆け付けてくださり、
握手を交わしていました。
第一中継地にゴールした青梅市長とダニエル・カール副会長
第二中継地の「羽村取水堰」
一方、表彰式会場のくじら運動公園では、キッチンカー販売もあり、とても賑やかに。
各市のゆるキャラも駆けつけ、春の陽気と心地よいBGMのなかで、皆さんとてもリラックスされた様子でした。
ゴール地点で選手をお出迎えするゆるキャラたち
表彰式会場
表彰式会場にはキッチンカーも出展し、多くの方で賑わいました
多摩川という地域資源にスポットを当て、観光誘致もかねた新しい試みは、無事に大成功で終えることができました。
同時開催した「多摩川流域満喫モニターツアー」も好評を得たようで、
多くの方に “多摩川の魅力”と“カヌーの楽しさ”を広められたて良かったです。
こういった地域イベントを継続することで、地域の方々とのふれ合いがあり、
多摩地域の魅力の再発見に寄与できれば、とても幸せなことです。
※1…青梅信用金庫が主体となり、地域で事業を営む法人、 NPO等団体、大学等教育研究機関、行政機関等が広域連携、また協働し、多摩川をシンボルに、美しい多摩づくりを目指している団体です。
S.Noguchi