オススメの本 『流星ワゴン』 -作:重松清
2014年12月17日
カテゴリ:スタッフの趣味イロイロ
最近、2歳になった我が子に少しは相手をしてもらえるようになった
子育て奮闘中の平林です。
前回、幡谷がオススメの本を紹介していたので
私も少し前に読んだ、感情移入しすぎて泣いてしまった本を紹介します。
2002年度の「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた「流星ワゴン」という作品です。
作者は重松清さんです。
主人公が目の前に停まった1台のワゴンに乗ることから
不思議な世界に突入します。
すでにこの世にいない親子が運手するワゴンは、
リストラ、離婚、子供のひきこもり、父親との関係等、
主人公が抱えている様々な問題である人生の岐路になった場所へ戻り、
後悔していることをやり直すきっかけを作ってくれます。
読み終えてからモヤモヤ感が消えず、「後悔」の2文字が心の中に残りました。
私にも人生の分岐点がいくつもあり、
普段の生活での「あの時こうしていれば」と後悔することも、思い浮かんできました。
読んだあと、テンションが下がってしまいましたが、
いつまでも後悔していても何も変わらず、前には進めません。
これから先、後悔しない生き方をしていこうと気づかせてくれる作品でした。
2015年1月より、女性に大人気の俳優さんが主演でドラマもスタートするので、
ドラマを見る前にぜひ小説を読んでみてはいかがでしょうか。
Y.Hirabayashi